大伝馬町で毎年この時期にやっている「日本橋くされ市」に行きました。大伝馬町といえば、10月の「べったら市」が有名ですが、この「くされ市」は江戸時代からの歴史あるお祭りを復活したものだそうです。今年で3回目とのことですが、スペースは小さいながらも、たくさんの人で賑わっていました。
地域の飲食店が屋台を出していたので、お昼を買って、せっかくなのでピクニック気分で外で食べようと、会場近くの十思公園に行きました。
ここはその昔、小伝馬町の牢屋敷があった場所の上に作られた公園で、目の前には処刑場の跡地を表す史跡があり、右手一番奥には安政の大獄で処刑された吉田松陰の最後の地を示す石碑があります。
歴史を感じる公園のベンチに座り、くされ市で買ったお弁当を広げました。
ボロネーゼとパッタイもすごく美味しかったのですが、くされ市の目玉？！ともいえる「創業元禄年間」と書かれた紙に包まれた魚十の玉子焼きは、甘めの味付けの玉子がとろけるようで、納得の美味しさでした！！
（文／藤井祐剛）